![]() Back to The 80s 126/Kansas/Power ![]() A面:Power 作詞作曲:S.Morse-S.Walsh-R.Goodrum B面:Tomb 19 作詞作曲:S.Morse-S.Walsh 発売:1986 収録アルバム:Power Kansasは、1970年に結成されたバンドである。当初8人編成であったが、メンバー変更を経て、1974年、Dave Hope(B),Robby Steinhardt(Vo,Vln),Richard Williams(G),Kerry Livgren(G,Key),Steve Walsh(Vo,Key),Phil Ehart(Dr)の6人編成でアルバム「Kansas」でデビューした。当時はバイオリンを前面に押し出した南部風味のブリティッシュ系プログレッシブ・ロックを演奏していた。1976年の永遠の序曲、1978年の暗黒への曳航の2枚のアルバムによって築きあげた全盛期を越えて、1980年以降メンバーの脱退、変更が相次ぎ遂には解散に至った。 ところが、1986年、Phil Ehart(Dr),Steve Morse(G),Richard Williams(G),Billy Greer(B,Vo),Steve Walsh(Vo,Key)という強力な布陣となり、CBSからMCAに移籍して、アルバム「パワー」で突如復活を遂げた。 このアルバムの音は、アルバムのタイトルやカヴァー・アート(このシングルのジャケットは、アルバムの絵と同じです。)が指し示すとおり、力に満ちたものである。過去の栄光を払拭し全く新たなサウンドを構築している。この原動力がスティーブ・モーズの加入によるものであることは一目瞭然である。彼は、かつてドレッグスにおいて、ロック、カントリー、フュージョンを股にかけた多彩なミクスチャーミュージックを演奏していたが、Kansasの中では取分けトリッキー且つメタリックなプレイを前面に押し出している。アルバム・パワーの音は、非常にソリッド且つタイトである。本作品は、音楽全体のシーンがハード・プログレからメタル・プログレへ向かう過渡的作品あるいは先鋭的作品であった。 そんな中にあり、セカンド・シングルであるタイトル曲「パワー」は、飾りやおごりを捨てた、ひっそりとした枯淡な味わいさえ感じさせる。楚々とした中に秘めた力を感じさせる名曲中の名曲である。 (2003.08/ふら) |