
| Yes (including Yes暦) |
■ Fragile 収録曲 1.Roundabout 2.Cans and Brahms 3.We have heaven 4.South side of the sky 5.Five per cent for nothing 6.Long distance runaround 7.The fish 8.Mood for a day 9.Heart of the sunrise メンバー:Jon Anderson:vocal Bill Bruford:Drums Steve Howe:guitar Chris Squire:bass Rick Wakeman:keyboard 1971年録音 イエスの結成は、1968年にクリス・スクワイアーとジョン・アンダーソンがマーキーのオーナー、ジャック・バリーを通じて出会ったことに始まります。当時、クリス・スクワイアーは、ピーター・バンクスらとメイベル・グリアーズ・トイ・ショップという名前のバンドを演っていて、それにジョンが加わり、その後ビル・ブラッフォードとトニー・ケイを加えてイエスが誕生しました。 当時のサウンドはフォーク色が強く、大仰に演奏される普通の曲という印象でしたが、ギターがスティーブ・ハウに交代した3作目のThe Yes Albumでは、クラシック、ブルース、カントリーまでを取り込んだYesサウンドの構築性とその後の大曲指向に至るアンサンブルの基礎が完成されています。 そして、続く4作目が、このfragile、邦題「こわれもの」でした。キーボードにリック・ウエイクマンをむかえた第1作で、この後ライヴで必ずプレイされることとなったラウンドアバウト、燃える朝焼けのほか南の空、遥かなる思い出そして5人の各メンバーのソロが収められています。本作品は以降の大曲志向のアルバムに比し、よりロックよりでありテンションが高いという特徴があります。また、曲調の急激な展開と計算され尽くした各楽器のバトルのスリルは他のアルバムに抜きんでていると思います。アルバムチャート最高位は、1971年12月18日付けメロディーメーカー誌の11位、1972年3月4日付けキャッシュ・ボックス誌の5位でした。 イエスは、次作以降交響曲的な大作を次々に発表してゆきます。危機、海洋地形学の物語、リレイヤー、究極です。これらはいずれも、シンフォニック・ロックとしてのプログレッシヴ・ロックを象徴すべき緻密に作り上げられたアルバムです。 イエスは、実に頻繁にメンバーチェンジを行っており、その都度徐々に指向を変えつつ現在に至っていますが、プログレッシヴ・ロック・バンドとしてのイエスらしさを求めるならば上記の各アルバムは最低押さえておくべきだと思います。1980年ころに、一時ジョン・アンダーソンが抜け、バグルスのトレバー・ホーンらが加入してドラマと題するアルバムが発表されました。当時のライヴは当時のファンからかなり顰蹙を買ったようですが、アルバム自体は非常に完成度の高いものです。その後、スティーヴ・ハウが脱退し、トレバー・ラビンが加入し、ジョン・アンダーソンが復帰して発表された90125は、全米シングル・チャートでトップに輝いたオーナー・オブ・ア・ロンリー・ハートが収録されています。続くビッグ・ジェネレーターまでがこのラインナップによる全盛期であり、ここではブラス・ヒットやオケ・ヒット満載のポップセンスあふれるイエス・サウンドを聴くことができます。しかし、その後に発表された数枚のアルバムは、テンションが減退し楽曲の質もファンにとって今一つであることは否めません。ライヴでは必ず往年の名曲メドレー状態で盛り上がるのですから、そこらあたりを認識して、元気を取り戻して欲しいものです。(2007.11) 以下、アルバムの一言解説です。思い入れ度数付き!"^_^"vvv
【Yes(1969)】|||||||||||||||||||||| 55% Vo:Jon Anderson, B:Chris Squire, G:Petter Banks, Dr:Bill Bruford, Key:Tony Kaye (Studio) ビートルズのカヴァーなども収められたポップス・アルバム。オルガンとベースが支配するアンサンブルの妙ちくりんさに彼らの非凡さが窺える。
【Time and A Word(1970)】|||||||||||||||||||| 50% Vo:Jon Anderson, B:Chris Squire, G:Petter Banks, Dr:Bill Bruford, Key:Tony Kaye (Studio) オーケストラを導入した意欲作。楽曲のスピード感が若干スケール・アップ。インストルメンタル・パート等も充実の気配を見せる。
【The Yes Album(1971)】|||||||||||||||||||||||||||||||||| 85% Vo:Jon Anderson, B:Chris Squire, G:Steve Howe, Dr:Bill Bruford, Key:Tony Kaye (Studio) スティーヴ・ハウが加入。バンドの方向性を決定付けた重要なアルバム。4つの大曲と2つの小曲で構成。Your is no disgrace、Starship Trooper等収録。
【Fragile(1971)】|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| 100% Vo:Jon Anderson, B:Chris Squire, G:Steve Howe, Dr:Bill Bruford, Key:Rick Wakeman (Studio) リックの加入によりシンフォニック・アレンジが完成。メンバーの技巧の鬩ぎ合いがめまぐるしい。絶頂期への突入を示す快作。Roundabout収録。
【Close to the Edge(1972)】|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||| 100% Vo:Jon Anderson, B:Chris Squire, G:Steve Howe, Dr:Bill Bruford, Key:Rick Wakeman (Studio) 大曲時代の幕開け。唯一無二の完成度を誇るプログレの金字塔。危機、同志、シベリアン・カートゥルを収録。ファンに一番人気のアルバム。
【Yessongs(1973)】|||||||||||||||||||||||||||||||||||||| 95% (Live) 黄金期の軌跡を示す集大成ライヴ。ツアーの途中でドラムスが交代。スタジオ・ワークの完璧な再現に留まらず怒涛のインプロヴィゼーションに圧倒される。
【Tales from Topographic Oceans(1973)】|||||||||||||||||||||||||||||||||||| 90% Vo:Jon Anderson, B:Chris Squire, G:Steve Howe, Dr:Alan White, Key:Rick Wakeman (Studio) 2枚組全4曲の超大作。ジョンが「あるヨガ伝道師の自伝」に触発されたことが制作の発端。Yes Musicの構築性が極みに達した力作ながら、賛否両論有り。
【Relayer(1974)】|||||||||||||||||||||||||||||||||||||| 95% Vo:Jon Anderson, B:Chris Squire, G:Steve Howe, Dr:Alan White, Key:Patrick Moraz (Studio) 究極の緊張感を湛える傑作。錯乱の扉、サウンド・チェイサー、トゥ・ビー・オーバー収録。パトリック・モラーツ在籍唯一のスタジオ盤でありイエス最高作との声も高い。
【Yesterdays(1975)】|||||||||||||||||||||||||||| 70% Compilation 1st、2ndの楽曲からの編集盤。見事にイエス・ミュージックに変貌したサイモン&ガーファンクルのアメリカが聴き所。
【Going for the One(1977)】|||||||||||||||||||||||||||||||||||||| 95% Vo:Jon Anderson, B:Chris Squire, G:Steve Howe, Dr:Alan White, Key:Rick Wakeman (Studio) リック・ウエイクマンが復帰したスイス録音。透明感が際立つ一枚。世紀の曲がり角、アウエイクン等収録。
【Tormato(1978)】|||||||||||||||||||||||||||||| 75% Vo:Jon Anderson, B:Chris Squire, G:Steve Howe, Dr:Alan White, Key:Rick Wakeman (Studio) ポップ化が進んだ問題作。小曲化しつつも複雑なアンサンブルが職人気質なバランスでギリギリに均衡を保っている感じ。
【Drama(1980)】|||||||||||||||||||||||||||||||||| 85% Vo:Trevor Horn, B:Chris Squire, G:Steve Howe, Dr:Alan White, Key:Geoff Downes (Studio) 唯一のジョンのいないイエス・アルバム。トレバー・ホーンの卓越したプロデュースにより、無駄を排したタイトな音が提示される。ドラマは最後の大作か。
【Yesshows(1980)】|||||||||||||||||||||||||||||| 75% Live リレイヤー、究極の時期のライヴ。錯乱の扉は、このライヴ・テイクがベストかも。パトリック・モラーツによる儀式も聴き所。
【Classic Yes(1981)】|||||||||||||||||||||||| 60% (Compilation) イエスのベストは編集盤ではなくライヴ盤を聴くべき。ラウンドアバウトとオール・グッド・ピープルのライヴ・テイクが聴きたいマニア向け。
【90125(1983)】|||||||||||||||||||||||||||||||| 80% Vo:Jon Anderson, B:Chris Squire, G:Trevor Rabin, Dr:Alan White, Key:Tony Kaye (Studio) 新布陣で提示される新時代のイエス・ミュージック。無機的な洗練された音。ロンリー・ハートがブレイク。
【9012 Live(1985)】|||||||||||||||| 40% Vo:Jon Anderson, B:Chris Squire, G:Trevor Rabin, Dr:Alan White, Key:Tony Kaye (Studio) 90125の頃のライヴ音源から各人のソロを前面にフィーチャーしたもの。全体にちょっと冗長な面もあるものの、変革は聴き所。
【Big Generator(1987)】|||||||||||||||||||||||||||||||||| 85% Vo:Jon Anderson, B:Chris Squire, G:Trevor Rabin, Dr:Alan White, Key:Tony Kaye (Studio) 90125の布陣のスタジオ2作目。当該時代に適応した絶妙のポップス感。リズム・オブ・ラブ等、実にカッコイイ。
【Anderson Bruford Wakeman Howe(1989)】|||||||||||||||||||||||||| 65% Vo:Jon Anderson, B:(Tony Levin), G:Steve Howe, Dr:Bill Bruford, Key:Rick Wakeman (Studio) クリスとの対立でイエス名義にできなかった事実上のイエス・アルバム。煌びやかな印象の楽曲。
【ABWH/An evening of Yes Music Plus(1993)】|||||||||||||||||||||||||||||||| 80% トニー・レヴィンをベースに繰り広げられる往年の名曲集。イエス・クリムゾン的ソリッドな演奏。 Vo:Jon Anderson, B:(Tony Levin), G:Steve Howe, Dr:Bill Bruford, Key:Rick Wakeman (Studio)
【Union(1991)】|||||||||||||| 35% Vo:Jon Anderson, B:Chris Squire, G:Steve Howe,Trevor Rabin, Dr:Bill Bruford,Alan White, Key:Rick Wakeman,Tony Kaye (Studio) 8人イエスのスタジオ録音だが実像はクリス派とABWH派に二分される。不整合感は否めない。
【Yesyears(1991)】|||||||||||||||||||||||||||||||| 80% (Compilation) 未発表音源、イエスの歴史を綴るブックレットなど特典満載のボックス・セット。1年後に2枚組のYesStoryに再編集される。
【Symphonic music of Yes(1993)】|| 5% Symphonic オーケストラ・アレンジのイエス作品。超半端につきコレクター向け。
【Highlights-The very best of Yes(1993)】|||| 10% (Compilation) どこがベストだか解らない選曲がなされたベスト・アルバム。一体誰が選曲したのだろう? (未掲載)
【The Yes SOLO Family Album(1993)】|||||||||||| 30% (Compilation) メンバーのソロ音源を集めた編集盤。
【Talk(1994)】|||||||||||||||||||||||| 60% Vo:Jon Anderson, B:Chris Squire, G:Trevor Rabin, Dr:Alan White, Key:Tony Kaye (Studio) 再び90125ラインが再起を試みた一枚。危機の続編との鳴り物入りで発表されたエンドレス・ドリームって一体何だったんでしょ?
【Keys to Ascension(1996)】|||||||||||||||||||||||||||||| 75% Vo:Jon Anderson, B:Chris Squire, G:Steve Howe, Dr:Alan White, Key:Rick Wakeman (Live & Studio) クラシック・イエス黄金のラインナップによる演奏。神の啓示、アウエイクンの公式ライヴ録音が聴き所か。スタジオ録音部分は今一よく解りません。
【Keys to Ascension 2(1997)】|||||||||||||||||||||||||||| 70% Vo:Jon Anderson, B:Chris Squire, G:Steve Howe, Dr:Alan White, Key:Rick Wakeman (Live & Studio) キーズ1の続編。こちらは、世紀の曲がり角と遅い(笑)危機が聴き所。スタジオ録音部はキーズ1よりはちょっとまし。
【Open youe Eyes(1997)】|||||||||||||||||| 45% Vo:Jon Anderson, B:Chris Squire, G:Steve Howe, Dr:Alan White, G,Key:Billy Sherwood (Studio) イエスらしさが極めて薄い。煌びやかな装飾を取り去って骨だけを見ているよう。
【Something's coming(1997)】|||||||||||| 30% Vo:Jon Anderson, B:Chris Squire, G:Petter Banks, Dr:Bill Bruford, Key:Tony Kaye (BBC) BBCセッションと同ライヴ、ピーター・バンクスの所蔵音源によるオフィシャル・ブートのようなアルバム。
【Friends and Relatives(1998)】|||||||||| 25% (Compilation) 各人のソロアルバムからの編集盤。ハウ氏の一人芸が見所か。ロンリーハートのリアレンジは散々たるもの。
【The Ladder(1999)】|||||||||||||||||||||||||||||||| 80% Vo:Jon Anderson, B:Chris Squire, G:Steve Howe,Billy Sherwood, Dr:Alan White, Key:Igor Khoroshev (Studio) イエス・ファン積年の恨みを払拭する快作。冒頭のホーム・ワールドの哀愁と深みは涙もの。イゴールさんに感謝、感謝。
【The best of Yes(1970-1987)(1999)】|||||||||||||||||||||||||| 65% (Compilation) 渋目の選曲は悪くないが、編集物は編集物。
【House of Yes(2000)】|||||||||||||||||||||||||||||||||| 85% (Live) ラダー・ツアーのライヴ録音。熟練の音をゆったりと聴かせてくれる。Your is no disgrace、アウエイクンからロンリー・ハートまで入っていてサービス精神旺盛。
【Friends and Relatives 2(2000)】|||||||||| 25% (Compilation) 各人のソロや親類縁者のアルバムからの編集盤。アースワークス入。
【Keys to the Studio Ascension(2001)】|||||||| 20% (Compilation) Keys to Ascensionと同2のスタジオ録音部の編集盤。
【Magnification(2001)】|||||| 15% キーボードレス・イエスがオーケストラと共演。
【Live at Montreux 2003 (2007)】|||||||||||||||||||||||||||||||||| 85% (Live) フルサークル・ツアーのライヴ録音。来日時とほぼ同じ曲目曲順をフル収録。 Yes暦 さらに詳しくYesのことが知りたい方はこちらです! Yesの歴史を編年体で詳説しています。 ■ 1968-1979 ■ 1980-1999 ■ 2000-2003 ■ |