Io Sono Nato Libero
収録曲 1.Canto Nomade Per Un Prigioniero Politico 2.Non Mi Rompete 3.La Citta' Sottile 4.Dopo...Niente E' Piu' Lo Stesso 5.Traccia II
メンバー:Vittorio Nocenzi:Organo-Sintetizzatori-Spinetta Gianni Nocenzi:Pianoforte-piano electorico MarcelloTodaro:Chitarra Acustica Ed Electrica
Renato D'Angero:Basso E Chitarra Acustica Pier Luigi Calderoni:Batteria E Percussioni Francesco Di Giacomo:Canto
1973年録音
次はイタリアである。バンコは1969年にノチェンツィ兄弟が中心となって結成された。1stから3rdまで、彼らはブリティッシュロックに影響されクラシックやジャズの要素
を盛り込み複雑かつアグレッシヴな大作を発表した。壷、ダーウイン、そしてこの自由への扉である。
この3作と6作目の最期の晩餐が彼らの代表作だ。
その後バンコは、マンチコア・レーベルと契約、75年に世界進出を狙うが失敗、以降、イタリアの音楽シーンの商業化に押され、バンコの音も徐々にポップ化してゆく。
85年にジャンニ・ノツェンツィが脱退、解散かと思われたがその後も細々と活動を続ける。何と、97年5月末には初来日が予定されている。革命でも演ってくれたら、昇天しちゃうやつがいるんじゃないかな(笑)
さて、この自由への扉は、骨太な前作から一変して端正な音となっている。政治犯罪者の歌のジャコモおぢさんのヴォーカルとそのバックのピアノ(スピネッタか?)が耳に残る。
オルガンの使い方は若干キース・エマーソンの影響がありそうだ。発売当時は、変則5面開きという変形ジャケットだったらしい。更に、変形ジャケットといえばバンコのファーストである。
LPを上回る大きさの壷型貯金箱の形状で、上部の硬貨投入口にゴム仕掛けの引き手がついており、引っ張るとメンバーの写真が出てきたりする凝りようだった。
歌って踊りたい人は迷わずカポリネアを聞こう(笑)。
(1999.1)
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主要音源
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- 1972 Banco Del Mutuo Soccorso
効果音的なキーボードに子供たちのコーラスで幕を開ける。2曲目の安息の鎮魂曲は、ごく初期のスコーピオンズにも通ずる軽快且つジャズ・フレイヴァー漂う曲。バンコのメンバーも非常に気に入っている曲らしい。ハイライトは、4曲目の変身と5曲目の魔術師の国。プログレってどんな音楽なの、と聴かれたときに、「これだ」といって聴かせてあげたいような、粋の詰まった曲だ。リリカルなピアノに導かれてキメフレーズを挟みハモンドオルガンを主体とするジャムセッションに突入するなど緩急を巧みに使った表現力も抜群。何より骨太な音がよい。
- 1973 Darwin
ファーストで既に驚異的な完成度を見せた彼らが、更に、それを推し進めた作品。冒頭の曲、哀愁あふれるメロディの革命は、イタリアらしさ全開でリリカルに歌い上げられる。ELPの影響もろだしのキーボード・アンサンブルなど元ネタは見え隠れするものの自己流に消化できており、起承転結がはっきりと聴き取れる程に構築性が明解になっている。2曲目の征服も面白い曲だ。かなりタイトなアンサンブルが延々と展開してゆき、最後にヴォーカル・パートが入るという練られた構成。昔nifのフォーラムで「バンコは初期3枚だ」ということをよく言われたが、順に聴き進めるとそのとおり。他は聴かなくてもいいくらい、プログレ的価値が極めて高いことがよくわかるはずだ。
- 1973 Io Sono Nato Libero
- 1975 Banco
- 1976 Garofano Rosso
- 1976 Come In Un19Ultima Cena(As In A Last Supper)
初期3枚と並んで人気の高いアルバム。無駄が省かれ曲がややコンパクトになり、それにつれ音はやや繊細になった。ピアノのブルース感覚が耳に残る。変拍子や独特のキメも健在。悪くない。・・・しかし、個人的には、少々垢が抜けて小ぶりになったかな、という印象。位置付けは、やはり、このページの上にあるアルバムから順に聴くのがよいかも・・・っていうところ。
- 1978 ...Di Terra
- 1979 Canto Di Primavera
- 1979 Capolinea
突然変異的迷盤。ふらさんは、バンコを初めて聴くにあたり、これを入手してしまったといういわくつきのアルバム。ここでバンコは大変身を遂げ、ディスコ・ビートのダンス・バンドと化しているのだ。最後の晩餐に収められていた蜘蛛のアレンジが秀逸だ。決して、最初にこれを聴いてこれがバンコだと思ってはならないが、覚めた耳で聴くと、なかなかよいアルバムだ。バンコの変幻自在ぶり、演奏の巧みさが手にとるように解るからだ。そろそろ、ヒップホップなバンコが聴ける頃だろうか?
- 1980 Urgentissimo
- 1982 Buone Notizie
- 1983 Banco
- 1985 Grande Joe
- 1985 E Via
- 1989 Non Mettere Le Ditanel Naso
- 1989 Doinna Platutila
- 1991 Da Qui Messere Si Domina La Valle
- 1991 Banco
- 1993 Live
- 1993 La storia
- 1993 I grandi successi
- 1994 Il 13
- 1996 Le origini
- 1996 Antologia - Disky Communications
- 1997 Nude
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