Atoll

■ L'Araigenee-Mal

収録曲 1.Le Photographe exorciste 2.CazotteN I 3.Le Voleur D'extase 4.L'Araignee-Mal
メンバー:Michel Taillet:eminent,clavinet,devilites,vocales,percussions Richard Aubert:violin Andre Balzer:chant,percussions Alan Gozzo:batterie,purcussions,debilites,vocals Christian Beya:guitare Jean-Luc Thillot:basse,vocals
1974年録音

 アトールはフランスのバンドで、このアルバムは彼らの2ndアルバム。邦題は「夢魔」でした。曲名の邦題は、1が悪魔払いのフォトグラファー、2がカゾットNo.1、3が恍惚の盗人、4が夢魔です。

 キング・レコードのユーロコレクション・パート2で発売されたときのキャッチフレーズは、「この1枚を聴かずしてユーロピアン・ロックは語れない!」でした。大仰ですね!

 そこまでの思い込みはないのですが、アトールが技巧的に大変優れたグループであることは間違いありませんん。曲も比較的分かりやすいですからね〜。カゾットのライブ・バージョンがボートラとして収録されたCDもあるので、それを見つけることができれば更にお得です。

 アトールの代表作はこのアルバム「夢魔」と大曲トンネルを含む「3rd」であるといわれています。しかし、こういうことを書くと通な人から総すかんを食らいそうなのですが、ライブ・イン・ジャパン89が初めて聴くには大変おいしいような気もします。ライブの方はクリスチャン・ベア以外のメンバーは総入れ替え状態なんですが、機材のせいか音質が群を抜いて新しく、何より、ベアのギターがスカッと抜けていて気持ちいいんですよ。トンネルもパリは燃えているかも入ってますしね・・・。

では、そのほかの音源も、ちょこっと紹介しときます"^_^"

 アトールのファースト・アルバムです。収録曲は、1.中世の賛美歌、2.時の道化役者、3.ミュージシャン・マジシャン、4.クリスタル・スクリーンの彼方、5.魔術師の秘密、6.羊飼い、7.異邦人。各楽器の音色がイエス似だったことからか、フランスのイエスなどと言われたましたが、アトールの演奏はもっとフリーフォームで、あまり緻密な構築性はありません。リズム隊はジャズ寄り。機材のせいか、音がか細いものの、演奏技術が卓越していたことは、このファーストで十分に解ります。一方ヴォーカルは音程が怪しい感じ。ファルセットがちょっときついかも、といったところです^^;
 最高傑作と名高いサード・アルバム。録音の状態もよく英米のメジャーのアルバムに全く引けを取らない出来栄えで、楽曲もかなりロックっぽい作りになってきていますし、ポップ度が相当にアップしています。メロディーが耳にすんなりと入ってくるくらい聴き易い作品に仕上がっていると思いますよ。収録曲は、1.パリは燃えているか?、2.神々、3.決闘、4.天翔る鹿、5.トンネル。特にトンネルはパート1と2から成る14分強にわたる大曲。彼らの力量が最大限に発揮された素晴らしい曲です"^_^"
 アトールは1981年に一度解散しているが、本作は、再結成ヌーヴェル・アトールによる来日公演の録音です。メンバーは、ギタリストのクリスチャン・ベア以外一新されているのですが、クリスチャン・ベア自身の演奏力もメタル系の若手ギタリストの影響下にあり相当に上達している上に、サイドを固めるミュージシャンの演奏力もなかなか優れており、過去への拘りを感じさせないほどに吹っ切れた演奏を聴かせてくれます。今から貴君であれば一番聞きやすいかもですね"^_^"(2007.11)