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Buggles / 1:The age of plustic , 2:Adventures in modern recording

 プログレッシヴ・ポップなる言葉を書いて、ふと、思い出したのが、ラジオスターの悲劇で一斉風靡したバグルスだ。能天気なデジ・アナ・ポップが世界制覇したとばかり思っていたのだが、イギリスのチャートで1位になったものの、アメリカではそれほどの支持は得ていなかったらしい。トレバー・ホーンとジェフ・ダウンズのユニットという点があとから思えば何ともプログレなのだが(笑)、このアルバムが発売された1981年ころの彼らを巡る人脈は何とも複雑怪奇である。1979年にラジオスターの悲劇を含むプラスチックの中の未来をリリース。1980年にイエスのニュー・アルバムのレコーディングに参加。ドラマを発表後ツアーを行うが、ジョン・アンダーソンの代わりにフロントに立ったトレバー・ホーンに特にイギリスの客が反発。傷心のうちに解散。そして、この時期に本作が録音されている。当時、このアルバムは国内発売されず、1993年7月になり、はじめてジムコからCD発売された。本作の録音の途中でジェフ・ダウンズはエイジアに加入している。この後、トレバー・ホーンはプロデューサーとしての活動を主に行い、イエスの90125やフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドのプロデュースを軸に一時代を築いた。・・・このように、振り返りつつこのアルバムを聴くと、トレバー・ホーンのプロデュース力が並々ならぬものであることが良く分かる。コンパクトな楽曲に一杯に詰めこまれたプログレッシヴな要素と、風味程度の翳り、隙間をうまく利用した独特のアレンジは、彼ならではの特別なプログレッシヴ・ポップ感覚である。イエスのドラマに収録されているイン・トゥ・ザ・レンズの別バージョンも収録されている。音質は、イエスの90125やビッグ・ジェネレーターに近い。(2000.2)