Beggars Opera

■ Pathfinder

 1972年発売のベガーズ・オペラの3rdアルバム。グレッグ・レイク似の芯太のボーカルを中心に、キーボードでプログレッシヴな味付けが施されたアルバム。

 基本はポップなオルガン中心のハードロックのようだ。厚いコーラスが特徴。これに加えオルガンが装飾音を派手に弾き始めるともう独自の世界という感じ。かなり暑苦しい音楽。真横で演奏されたらほっぺたを張り回したくなるかもしれない。音が暑苦しいと思ったら、目ン玉お化けみたいな宇宙飛行士が馬に乗っているジャケットまでも暑苦しくみえてくるから不思議だ。力が入りすぎているのだろう。ちょっと、スマートさに欠ける野暮ったさ180%の音楽だ。3曲目のシャウトというか唸りはさすがに嫌悪感さえ覚えそう。

 一方、ハープシコードの絡むクラシカルな曲もあるから、聴き込んで、コーラスの厚さに慣れることが出来れば心地よく響くかもしれない。マーキー・ブリ集によれば、このアルバム以降先細ったとのこと。まぁ、頷ける。(2000.6)