After All

■ After All

 このアルバムは、マーキー社のアメリカンロック集成が出た当時、LPのみしか発売されておらず、発売日も不明で、しかも、なんだか気になるジャケット・アートで、さらに、アメリカのクレシダなどという紹介文が書かれていて・・・という感じで、相当に気になっていた一枚でした。そうした中、2001年になって、USA盤CDが発売され、スウェーデンのレコード・ヘヴンで発見して購入することができました。
 アフター・オールは1960年代終期のアメリカのバンドで、この唯一と思われる音源のリリースは1969年なんだそうです。重厚なオルガンがアルバム全体を支配し、リリカルなピアノと超無骨なヴォーカル、それに、ジャズ系のドラムスとベースで、ちょっと粋な感じのブルース基調のロックを演奏しています。
 アメリカらしさは感じられず、どちらかといえば、在りし日のブリティッシュ・ロックそのものです。クレシダに勝るとも劣らない、いい雰囲気が漂っています。アメリカにも昔からこんなコアな趣味の人たちがいたんですね(笑)。(2007.07)