Alec K. Readfearn and the Eyesores

■ The Quiet Room

 Cuneiform Recordsは、プログレ界では、ユニヴェル・ゼロのアルバムを出しているところとして微妙に有名なのだけど、他にどのようなアーチストを扱っているかというと、ちょっとよくわからなかったんですよ。CuneiformのHPを見れば試聴できたりするんですけどね。それが最近になって、アルカンジェロレーベルが、輸入盤に解説と帯をつけて販売を始めて、その筋のお店で見かけるようになりました。

 結局のところ、前衛的な実験音楽を演奏するミュージシャンを集めて、Cuneiformはそうしたシーンを下支えしているレーベルのようですね。

 さて、このバンドは、アコーディオン奏者のAlec K. Readfearnを中心とするミュージシャンの集まりで9人編成、アルバムは2005年1月のリリースです。

 シンセサイザーによるノイズと民族楽的なメロディーライン(帯によるとユダヤ旋法なのだそう)が特徴。3曲目ではちょっと癒し系のヴォーカルが入っていたりと、意外とカラフルな演奏です。中世を題材にしたオカルトのBGMみたいにすっごいおっかない13曲目のような曲もあるんですけどね。

 なので、ユニ・ゼロやアール・ゾイの延長線上のちょっとだけ軽めの音楽みたいな気持ちで聴くと・・・ちょっと面白いかもしれません。

 10年前までは、こうした音はベルギー、フランス、北欧の一部に固有の音だと思っていたのですが、彼らは、アメリカ、ロードアイランドの出身とのこと。アメリカは、ボストンやスティックスの国で、プログレ色は強くてもせいぜいスポックス・ビアード止まりだと思っていたのだけれど、インディーズのシーンはそうでもなくなってきてるんですね。(2007.11)