
| Big Big Train |
■ Bard 一月ほど前にグレッグ・スポートン(g,key)からプロモCDを送りたいというメールが届いた。当サイトを販売サイトと勘違いしているんじゃないかと思って聞いてみたところ、どうやらそうでもないらしいので有難く送っていただくことにした。推測するに、ネットを活用した相互リンクによる新たなプロモ方法の模索っていうところのようだ。アーチスト側から歩み寄って頂けるこういった状況をみると、雑誌の売上げとか、テレビやラジオの視聴率とかってのは、昨今、かなり落ち込んでたりするのかも。・・・ってなことで、有難く拝聴させていただいたm(__)m ビッグ・ビッグ・トレインは、1990年に結成された英国のプログレッシヴ・ロック・グループ。グレッグ・スポートンとアンディ・プール(b)、イアン・クーパー(key)に1991年にマーチン・リード(vo)、スティーヴ・ホッグ(dr)が加わり、同年にデモ・テープを制作、当時はペンドラゴンやジャディスなどの前座をしていた。デモ音源としては1993年にFrom The River To The Sea、1993年にThe Infant Herculesを、その後、1994年に初のアルバムGoodbye To The Age Of Steam、1997年にEnglish Boy Wonders発表している。現在までに、ドラムスとキーボードは数回入れ替わっている模様だが、彼らの履歴の詳細や、過去のアルバムの解説は彼らのページhttp://www.bigbigtrain.com/に詳述されているのでそちらを参照するとよいかも。歌詞やMP3サンプルもダウンロードできる上に、アルバムをページ上から購入できるようにもなっているので抜け目なし(笑)。 本作bard(吟遊詩人の意)は、3rdアルバムである。アルバムのクレジットによれば、作曲と歌詞の全てをグレッグ・スポートンが担当している。収録曲は、通常想像されるであろう英国の音からすればかなり骨太である。マーチン・リードの声が、スポックス・ビアードのニール・モーズかロカンダ・デッレ・ファーテのレオナルド・サッソかという無骨な印象のせいもあるのかもしれないが、第一印象は、現在のバンドで言えばスポックス・ビアードに近い。ただし、これは音像ないしその質感だけの話しで、楽曲の構築性からみれば、緻密性や技巧性を追うタイプではなく、どちらかといえば、ポンプ系により近い。演奏は比較的安定しており、1970年代のハードロックと叙情派のプログレッシヴ・ロックが融合したような、ゆったりとしたメロディアスなスタイルの音楽だ。ブロウクン・イングリッシュなど、割と早いパッセージを聴かせる部分や女性ヴォーカルのパートなどもあり、かなり変幻自在な演奏が可能なようである。14分台、16分台の曲も収録されており長大曲志向の方への訴求度も十分かも。 (2002.3) |